2010年05月24日

若葉

   わかば1.JPG   わかば2.JPG

猫22日に葵句会の5月例会を終え6月初めの日高の句会までのこの1週間が時間的にも気分的にも一番ゆっくりします。
6月の兼題は両句会とも若葉なので雨上がりの午後久しぶりに駐車場の空き地を見に行きました。
葉のない侘助が花を咲かせていたのに感動し投稿して以来です。
そして、今日又その侘助に素晴しい感動をもらいました。
この感動をどうことばに表したらよいのでしょう?
生きていることの素晴しさ、永らえることの大切さ。
ことばではとても言い尽せない侘助の姿をカメラに収めました。
虫に葉を一枚残らず喰い尽され、枯死するしか術がないと思っていた侘助の今日の姿です。
裸同然だった枝に柔らかな瑞々しい葉が一杯に広がってまるで若木のように再生しています。
もし、この侘助が人の目にふれる庭にあったら、再生の姿を見るまでに伐採されてしまっていたことでしょう。
人の手ではなく自然の手に委ねられたからこそこの再生した姿があるのだと思います。
自然の治癒力と懐の深さに改めて畏敬の念を禁じえません。
それと同時に人がなす行為への疑問も湧いてきます。
浅学素人の私には専門的なことは全く分かりませんが今日本国中を揺るがしている口蹄疫による感染で処分される家畜のいのち。(処分ということばにも抵抗を感じます)
そのニュースが流れる度に耳を覆いたくなるような日々ですが人がいのちを支配することが果たして許されるのかという思いが頭から離れません。
万物のいのちを支配できるのは自然のみではないでしょうか?
侘助の再生した姿を見ながらその思いがますます強くなってゆきます。


   伐らるるを免れけふの若葉かな
posted by あいちゃん at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月17日

但馬の食と農の未来

   しょくとのう.JPG   しょくとのう3.JPG

猫相変わらず慌しい毎日ですが今年もふるさとづくり大学を受講することにし、昨日その開講式と第1回の講座がありました。
神戸大学名誉教授で兵庫県農魚村社会研究所長の保田茂先生の講座で「但馬の食と農の未来」というお話でした。
但馬だけではなく、日本の村全てが抱えている問題を最新のデーターを示しながらわかりやすく説明して頂き、今私達がおかれている現状を知ると同時にそんな情況を生み出した私達の世代の罪深さに改めて慄然としました。
先生の講義は時間の経つのを忘れるほど、全てが心に残るものでしたが特に日本がこれから迎えようとしている高齢化社会は人類史上はもとより、生物界においても前例のない初めてことであるということ。
又、私たちが何気なく選択してきたライフスタイルが今の日本の現状を生み出した根源であるということ。
手軽だからと言ってパンを食べ安いからと言って輸入食品を買い日本の農業を台無しにしてしまったこと。
このままでは20年後には日本の村が全てなくなってしまうという統計。全ての生物は子孫を残すために最大限の努力をする。
「あなた達は子孫のために何をしましたか?田んぼに石がないのは何故でしょう?ご先祖が代々一つづつ拾って今の田が出来たのです。あなた達は次世代のために田んぼの石を拾いましたか?子供たちに何を食べさせ何を教えてきましたか?」
次世代の道を自らの手で遮断してしまった私達の世代の責任を優しい口調で問われました。
日頃、おぼろげに実感しているさまざまなことを、緻密なデーターのもとで指摘されて身のすくむ思いがしました。
そして先生が最後に締めくくられたのは、自分を自分自身で維持していくための決意が必要であるということ。
医療に頼らない自分の健康を維持していくための食のあり方。
それを見直すことが但馬の農へのひとつの足がかりになるのではないかということでした。
「おばあさんライオンをこどもライオンが世話をしているのを見たことがありますか?自分の身は自分で処するのが生き物なのです」
先生のこのことばを私自信の老いへの格言にしたいと思います。

     若葉風家に大黒柱消え
posted by あいちゃん at 18:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

障子

   しようじ1.JPG   しょうじしん3.JPG

猫美しい若葉の季節を迎えました。
昨日から連休を利用してお店の障子の張替えと床のクリーニングをしてもらいました。
年に一度、この季節に行っていますが、古いお店が見違えるほど綺麗になります。
開店当初、和風喫茶として営業していた関係で、その後の改装や改築の時にも障子だけは残してきました。
そのことが、お店が老朽化するにつれ、とても役立つようになりました。安価で手早く綺麗にすることができるからです。
クロスの張替えなどはそんなに度々できるものではありませんが、障子だけは簡単に1〜2日で綺麗になります。
そして、真白い障子に張り替えた時の気持ちの良さはことばでは言い尽くせません。
窓からの若葉風が障子の白さでいっそう清々しく感じられます。
日本人の心、日本人の知恵が生み出した障子の魅力を今更ながら再認識しています。
最近では、個人のプライバシーが重んじられ障子のような開放的な建具が少なくなりました。
ドアに鍵をかけるのが常識になってしまった現代社会。
それが是か否かは浅学の私にはわかりませんが、何かしら割り切れないものを感じています。
武器を持つことが戦争に繋がるように、鍵をかけることが却って犯罪を助長させているのではないかとも思ったりします。
私の子供の頃はどの家にも鍵がありませんでした。
鍵は人の心にも鍵をかけてしまったような気がします。
ひと昔前の田舎の開放的な間取りで育った私は休日の今日、朝から家中を開け放って五月の風を入れています。

 
     開け放つ四方八方若葉風

posted by あいちゃん at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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